今年の11月は異例の暖かさが続いています。
先々週から先週末にかけて、打ち合わせも兼ねると1週間に4回とほぼ毎日感覚でガイさんとMCやトークショーのお仕事でご一緒させて頂くという期間を過ごしておりました。
interfmの生放送時代のような密度で、現場の緊張感の中、互いに自分の横を走る相手とスピードを合わせ伴走し合うような感覚は、懐かしく、そしてこの上ない心地良さだったのでした。
ブリティッシュ・スペシャル・ウィーク第二弾は、10月30、31日に群馬県安中榛名にあるTHE CLUB Golf village で開催された「FRANCK MULLER GOLF Exoerience」での司会進行、そしてトークショーへの出演でした。
1992年に創業されて以降、世界的な人気を博す憧れの腕時計ブランドFRANCK MULLER。時計師フランクミュラーの独特の「時の哲学」と彼の唯一無二の天才的な技術により、その存在は不動のものになっていったそうです。
フランクミュラーの代表的な作品の一つ、「クレイジーアワーズ」には、彼の「時の哲学」が表現されているのだそうで、そこには、「時の長さ、短さは人それぞれで、それは決して追われるべきものではなく、刻み、感じ、味わうべきもの。そして、いつかそれぞれの人生の幕が閉じる時に、あぁ、自分の人生は素晴らしい豊かな時間に溢れていた、、!」と感じられるように生きて欲しい、という願いが込められているのだそう。
だからよく見るとダイアルの数字は1、6、11、4、、と、1時、2時、あぁ、もう3時、、!!なんていう風に、時に追われてしまわないような、遊び心溢れる順番で並んでいる訳なのだそうです。
そんな心の遊びや余裕をさりげなく携えられるような、そんな大人を目指したいと、
密やかに心に目標を定めた私だったのでした。
そんなフランクミュラーの奥行きある時の哲学の世界観に包まれながら開催されたゴルフコンペのアフターパーティトークショーでは、イギリス、スコットランドにあるゴルフ発祥の聖地、セントアンドリュースのお話も、植村啓太ティーチングプロ伺う事が出来ました。
その地でプレイしたいと希望しても、なかなか抽選に当たることはないと言われるスコットランド、セントアンドリュースで、5回に渡る経験を持つ植村プロは、現地の風の強さ、コースの難しさを臨場感たっぷりにお話下さり「一度行くと、ボールを飛ばしてコースを進む、という概念がひっくり返されます!」と仰っていました。というのも、ボールを飛ばすように打つと、強風に持って行かれてしまうほどの風の強さなのだそうで、、従来の戦法は全く通用しない中で、いかにボールを転がして進むか考えさせられる、との事なのでした。
フランクミュラーの世界感に包まれた2日間では、そのラグジュアリーな非日常感は勿論、何故ここまでセレブリティに愛される腕時計なのか、彼の択一された技術と、豊かな感性に基づく「時の哲学」に触れ、なんだか自分の心の中の、気づかぬうちに「普通の大人」になってしまった部分に、新鮮な気持ちで人生の時の流れを感じるような「心のひだ」が蘇ってくるような感覚を覚えたのでした。
そしてここからは、ガイさんとの初めての出張のお仕事の写真たちです。
朝ごはんからお昼、休憩時間には一緒に施設を散策し、夜ご飯から「じゃあまた明日!おやすみー!」と隣同士の部屋のドアを閉めるその瞬間まで、ほぼ丸一日を共に過ごすという、お仕事もさることながら、それ以外もとても稀有な、そしてこの上なくなんだか修学旅行のような感覚の、嬉しい2日間でした。