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Channel: RADIO MAD THE BLOG OF 加藤円夏
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青山パンクナイト

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今週水、木と青山アニエスb.にて、パンクスピリットを語る二夜!



世界的女性写真家、シーラロックさんをお迎えしてのパンクな夜、アニエスb.の外壁にもシーラさんが撮ったスージースー!!春のアニエスは、パンクなのです!!

一夜目はPUNKの大師匠、時代の音楽を鋭い千里眼で説く大貫憲章さんと。




そして二夜目は、時代を牽引する新鋭女性映画監督、安藤桃子さん vs シーラさん。
安藤さんの柔らかかつ、どこか大らかでエッジィな感性と、シーラさんの塾達した審美眼の対話。



70年代初期のたった数年の全盛期が、いまも伝説的に語り継がれるそのわけを、
シーラさんはゆっくりゆっくり彼女なりの視点で語り、


それは、経済困難と社会的混乱の波にもまれながらうまれたとてもポジティブなエネルギーなのだと思う、灰の山からキラキラしたダイヤモンドが飛び出してきたような、そんな感覚が漂っていた、と教えてくれました。とってもものごしの柔らかなシーラさん、だれもが安心して気持ちをゆだねられるようなゆったり感。これが、繊細鋭利なアーティト達をきっと安心させるんだ、と感じました。上は、ザ・クラッシュ(ドラマー不在)パンクファッションなんてまだなかったから、自分たちで考えて、汚して(笑)作った洋服。





アニエスの壁の今年春のアイコン、スージーアンドザバンシーズ、スージースー。
ポストパンク、ニューロマンティックへと、パンクスタイルの息づきが継承されたと。
大貫憲章さん、シーラ談。


あんな数年だけのきらめきが、約40年の後世にこれだけ語り継がれるのは、
彼らの時代が、とっても一生懸命、自分を探していたから、その創造性と夢観る力がとってもロマンチックだったから、とシーラは語っていました。アナーキーなロマンがそこには元気に迸しっていたのだなぁ。



自分はいまどんな一日を積み重ね、何にむかっているんだろう。
シーラもそのとき、自分が歴史の一部を撮っているなんて想いもしなかったし、
彼らもまた、自分たちが歴史になるなんて想像もせず走っていた、と語りました。

その言葉が一番、自分の胸に刻まれた、そんなドリーミィで、
パンクな二夜でした。



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