昨日はドキドキの初体験、
能楽師、一噌流笛方、一噌幸弘さんのお能の舞台を千駄ヶ谷駅すぐの、
国立能楽堂で拝見させて頂きました・・!
袴姿にマント、そして昨日は鮮やかなピンクとブルーのマフラーを巻いて、
トランクに、笛を無造作に入れてお寿司屋さんに連れて行ってくださった、
一噌さん。とっても心がお洒落で、私のような小娘にも、常にニュートラルに接してくださる少年のようなハートを持つ方なのです。
先日お届けした和楽器の前衛的なライブ、音和座の
総合音楽プロデューサーでもある一噌さん、
能楽はもちろん、
マイルスデイビスも、コートニーパインも、スペインギターの
カニ・サレスも、インド民族音楽も、プログレも、
その音楽への冒険心、探究心に終わりはなく、
そして、時にやんちゃな少年の笑顔を見せてくださり、
80年は生きるカミツキガメを19歳から飼っているお話や、
ジープが大好きで2台お持ちで、
釣りをこよなく愛するお話を伺ったり、
本当に、あっという間の夜でした。
安土桃山時代から続く一噌流を継承し、和楽器が持つ力強い躍動感を、
次の世代にどう受け継いでいくのか、
その奥行き計り知れない音楽人生を少しだけ垣間見させていただいたお寿司屋さんでの一コマたち、昨夜のお写真です。
味のある一噌さんの手持ちのトランクには、
笛はもちろん、お父様から受け継いでおられるとっても年季の入った昨日の舞台『楊貴妃』のお謡本や、手附(てつけ=譜面のようなもの)がとっても無造作に入れられていて、
贅沢にもお寿司やさんのカウンターで、
お謡本、手附を見せて頂いたのでした。
お写真は、手附という、お能の譜面のようなものだそうです。
室町時代の能楽師さんも、こんな風な不思議なコトバで記された譜面を追っていたのかなぁ。
ロマンと想像が、どんどん広がっていくのです。
楊貴妃。
能楽堂では舞台中の撮影は禁止され、
残すことが出来なかったので、
イメージの残像にほど近いお写真を。
楊貴妃の霊が、生前に愛し合った帝との一夜を追憶する物語、
最後の方のクライマックスでは、そのエモーショナルな想いを『序の舞』という、
とってもゆっくりとした、舞で表現します。
胸の内の激しさを、、フラメンコのような情熱的な動きではなく、
ほんとうにゆっくりとした舞で表現する。
まさにモードな芸術に、心奪われた瞬間でした。
日本人の感性って、凄いと改めて思ったのでした。
5月には、イギリスでジャズミュージシャンと、
ターンテーブルDJとの共演が待っているという一噌さん、
そのファンキーとも言える笛の音に身を委ねに、
また近々、絶対にお能をみに行きたい、
と密かに胸に誓った加藤なのでした。
最後に☆☆
一噌さん、こんなグルービィな、
笛の音の主です☆
いつか、番組にも、遊びに来ていただきたいと、
これもまた密かに企んでいるのです☆☆
とってもエクスペリメンタルな、こちらも、めっちゃかっこいいです!!
↧
能楽デビュー!
↧